2014年9月
コラーゲンは食べた方が良い?
動物の骨や軟骨を形成するコラーゲンが美容目的の製品に多く入っています。
コラーゲンたっぷり食べるとお肌はきれいに張りが出て来るのでしょうか。
コラーゲンって分子量が10万もある大きなタンパク質です。
これを食べて、腸で吸収して、そのコラーゲンが美肌形成にそのまま使われるかと言うと、そんな事はまずありません。
ヒトの体に使われるコラーゲンは体の中で作られます。
作る材料となるアミノ酸は、他の動物とも共通のものが多いので、食物からコラーゲンを摂取すると、そこから材料を集めて自分のコラーゲンを作ります。
だから吸収しやすいようにコラーゲンの分子を小さく分解したコラーゲンペプチドなどの方が効果的というのは確かではないかと思われます。
いずれにせよ、昨夜食べたコラーゲンで今日お肌がプリプリになる、という事はあり得ないでしょう。何事も毎日の積み重ねです。
ファンデーションのノリの良さ
使用して1週間程度になります。使ってみてビックリ!
さすが舞台メイクで肌を酷使する女優さんの声から生まれただけあって、ファンデーションのノリ具合が全然違います。
雑誌で見る化粧品広告のモデルさんの肌なんてウソっぽい…なんて思ってましたが、それが自分の肌で再現できるな んて…ちょっと感動です。
一度お試しする価値はありですよ。
兵庫県神戸市 中山様
皮膚からおきる食物アレルギー
いたんだ皮膚から食物アレルギーをおこす物質(アレルゲン)を吸収することが,食物アレルギーの原因になりうる, という新しい考え方が有力となりつつある。
一方,皮膚での感作を予防する方法も、みつかった。それは,皮膚に卵白アルブミンを塗る前に,国から投与しておくというものである。2週間卵自アルブミンを回から投与したのちに,卵白アルブミンを皮膚に塗ると,lgE抗体はつくられず, その後アレルギーを発症することもなかった。この結果は,皮膚での感作をおこす前の食事に,アレルギーの発症をおさえる効果があることを示している。
湿疹やアトピー性皮膚炎をもつ乳児で多い,卵白や乳製品などの食物アレルギーは, いたんだ皮膚を介しておきている可能性がある。そのような乳児は,スキンケアによって皮膚の保護機能を保ち,感作を防ぐことが重要なようだ。また善本主任教授は,「健康な皮膚をもち,感作をおこした可能性の低い乳児は,発症予防のために,適切な時期にアレルギーとなりうる食物を食べることがよいのかもしれません」
(ニュートン2014年9月号より)
乾燥とかゆみ
こちらの方ではすでに毎日暖房を入れる時節となっています。
寒さはすぐ慣れるのですが、乾燥した肌は必ず「かゆみ」を引き起こすので、夜寝る前のプロアイが寒い季節の習慣になっています。
またこの冬もお世話になります。
北海道北見市 戸川様
赤ちゃんの保湿
赤ちゃんの肌の保湿は とても大切です。
生後3か月ぐらいまでは、お母さんの黄体ホルモンの影響で皮脂の分泌がとっても盛んですが、その後は徐々に皮脂の分泌量が減り、大人(20代女性)の1/3になってしまいます。
赤ちゃんや子供の肌というのはみずみずしく、トラブル知らずというイメージがありますが、実際には、乳児期から3歳くらいまでは生涯のなかでも皮脂分泌量は最低といっていいぐらいなので大人に比べてずっと乾燥しやすいんです。
ですから、擦られるような物理的な刺激にはとても弱く、傷つきやすいので、おむつかぶれといった問題が起こりやすいんです。同時に肌を外部刺激から守り、肌の内側からの水分蒸散を防ぐバリア機能も皮膚が薄い分、弱くなります。
そのため異物やウイルスなどの刺激に弱いですし、乾燥もしやすいんですね。
さらに、これに加えて、皮脂も分泌量が少なく、皮脂膜がきちんと形成されないというのも赤ちゃんの肌が乾燥しやすく、敏感になってしまう理由の一つです。赤ちゃんの肌、大切にしてあげてください。